【書評レビュー】すべては一杯のコーヒーからを読んで学んだ1つの起業家精神

すべては一杯のコーヒーから

若干27歳で大手銀行を退職し、起業を志した1人の熱い青年の物語が描かれている書籍でして

一杯のコーヒーの魅力に取り憑かれた著者が夢と情熱をかけて今や大手コーヒーチェーン店であるタリーズコーヒージャパンを創り上げる壮絶なストーリー がなんとも目頭が熱くなる内容になっています。

そもそもタリーズコーヒーの販売権を日本に持ち込むだけで普通だったら諦めてしまうところ、半ば気持ちと気合ととんでもない行動力のお陰で日本の銀座に第一号店をオープンさせ今や日本全国に400店舗を超える規模で展開しています。

普通そこまで熱量をもって取り組めるか?

もし凄い美味しい!と思えるコーヒーと出会ったらあなたはどうしますか?

僕だったらお気に入りのコーヒーショップとして通い詰めるに留まると思います。

ですが、松田公太さんは、その美味しさを日本にも届けるためにタリーズコーヒーそのものを出店させてしまうわけです。

そもそもタリーズコーヒーはアメリカのシアトルに拠点を持っている会社です。

もしタリーズの魅力に感動して出店したいと思ったとしても販売権が無いと無許可では出店出来ません。しかも海外の企業にアポイントを取らなければなりません。

普通そんなアポイント取らなきゃ行けないならもういいや…。って諦めちゃいますよね。

そこを熱量と信念を持って乗り越えていくわけですからとても凄いことだと思います。

起業家精神を一冊の本から学べる

新しいことを始めるときには、誰だって不安がつきまとう。特にそれが独立であったり、転職であったり、自分の人生を大きく変えてしまうものであればなおさらだ。
 また、自分が正しいと思った道でも、様々な難関が押し寄せてくれば弱気になるのは、人間であれば当たり前だろう。
 しかし、人生は一度きり。
 やらずに後悔するより、やれるところまでやって失敗を受け入れる方が納得できるのではないか。
 1号店をつくるために生まれて初めて7千万もの大金を借りた。私は信用書に印鑑を押す前に、自宅近くのコンビニエンスストアを回った。そしてアルバイトの募集状況と時給を調べ、1日15時間働けば、30年程度で借金の返済ができることを確認した。
 別に失敗したからといって、命まで取られるわけではない。
 後は自分の力を信じて、挑戦し、最後まで諦めないことだ。

出典: 「すべては一杯のコーヒーから」 第4章の冒頭 より 松田公太:著  新潮社:刊

人が何かを成し遂げようとするたびに何かしらの不安や弊害といった壁が立ちはだかりますよね。

それでも不安や困難を乗り越えて自分の進みたい方向に思い切って舵を切っていくことが人生においてとっても大切な分岐点になっていきます。

仮に7000万という巨額な借金をしたとしても、1日15時間毎日コンビニなどで働きまくれば30年ほどで借金を返済できると前向きに考えて、リスクをとって自分のやりたいことをやることができるかどうか?

人生は「決断」の連続ですから、不安に飲み込まれて何もしなかったら何もせず終わります。

それでも周りの意見に左右されず、自分自身で考えて、判断することをずっと心がけていればきっと道はきりひらけるのかもしれませんね。

人情がチャンスを呼ぶ

松田さんはいつも社内で働いている人をアルバイトとか、社員、店長など役職関係なしに「フェロー」と呼び全員仲間として信頼関係を築けるよう人を大切にしてスタッフと体当たりしていたそうです。

愛情をもって大切に接することはビジネスにおいても相手に信頼して貰える大事な要素ですよね。

この人なら大丈夫だ!と思って貰えレバ、ふとした時にチャンスが到来するかもしれません。

起業を成功させるために必要なこと

著書の中で松田さんは起業を成功させるためにこのように考えていました。

上場企業の社長や創業者だからといって強い人間だとは限らない。たまたま時流に乗って会社を上場させたが、その時に得た資金や高い株価をもとに理念のない買収だけを繰り返しているような経営者もいる。対外的には「会社のため、社員のため」などと言いながら、その実、持株を高くつり上げ、自分の資産を増やすことしか頭にない経営者すらいる。
(中略)
 私自身、自分の弱さは十分に自覚しているつもりだ。だからこそ、安易な快楽や贅沢に流されてしまうことが、怖いのである。それでは、事業に成功してお金を手に入れたとしても、自分を見失わない強い人間になるにはどうしたらよいだろうか。
(中略)
 それは、夢を持ち、目標を明確にすることである。そして、個人として持っている夢や目的にシンクロしている会社で働くことが、人間としての成長に繋がる。社長でも社員でもアルバイトでも、そのことには変わりがない。

出典: 「すべては一杯のコーヒーから」 エピローグ より  松田公太:著  新潮社:刊

人って弱い生き物だから、ついつい私利私欲のために動きがちなんですけど、それじゃダメなんですよね。

自分のやりたいことが結果的に人のためになることをしていく事が大切なのかもしれません。

 

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